初めてのマンション内覧会:前準備、持ち物、注意点を徹底解説
初めてのマンション内覧会:前準備、持ち物、注意点を徹底解説
2024.05.27
中古マンションの購入を検討する際、内覧で実際の物件状態を確認することが非常に重要です。新築と異なり、中古マンションは同じ築年数でも管理状態によって差が生じるため、しっかりとチェックしましょう。以下では、内覧前に準備すべき事項や、内覧時に確認すべきポイントを詳しく解説します。

中古マンションの内覧前に準備しておきたいこと

まず、内覧前に信頼できる仲介会社を見つけることが肝心です。担当者との信頼関係を築き、疑問点があればすぐに相談できるようにしておきましょう。次に、内覧前に確認したい質問事項を整理しておくことが重要です。中古マンションでは、売主が住んでいることが多く、内覧は基本的に一度限りの場合がほとんどです。そのため、インターネットでは得られない情報を事前に確認しておく必要があります。たとえば、入居者のマナー、近隣の騒音や振動、通学路の安全性などです。

また、同じマンション内に他にも売り出されている部屋があるか確認しておくことも大切です。条件の似た物件がより安く売り出されていないか、空室が多い場合には管理体制や住人のマナーに問題がある可能性も考慮します。さらに、内覧時に必要な持ち物を準備しましょう。スマホと認印を持参し、写真や動画を撮影して記録し、不動産買付証明書を提出する準備をしておきます。

チェックポイント!外観・建物編

内覧時には、まず外観の雰囲気やデザインが自分の好みかどうかを確認します。外壁に大きく目立つひび割れがないか、ベランダの手すりや非常階段の鉄部にサビがないかをチェックします。エントランスが清掃されているか、管理スタッフの勤務形態や掲示板にトラブルの掲示がないかも重要なポイントです。

集合ポストが壊れていないか、汚れていないか、鍵付きの設計になっているか、宅配ボックスの数が総戸数に対して十分か(目安として30%)も確認しましょう。エレベーターには落書きなどが放置されていないか、総戸数に対してエレベーターの数が十分かどうかもチェックします。

セキュリティについては、防犯カメラに死角がないか、オートロックが正常に機能しているか、ベランダや窓ガラスの目隠しが十分かを確認します。ゴミ置き場が清掃されているか、ルールを無視した使われ方がされていないかも見逃せません。

駐車・駐輪スペースが清掃されているか、どのような種類の車が駐車されているか、ルールを無視した使われ方がされていないか、駐車しやすい構造になっているかも確認しましょう。共用廊下は内廊下か外廊下か、清掃が行き届いているか、私物が放置されていないか、電球などの消耗品が切れていないか、滑り止めなどの加工がされているか、玄関扉が開いても問題なく通れる広さがあるかも確認します。

管理組合が機能しているか、直近の大規模修繕工事はいつ行われたか、過去の修繕履歴が一覧で見られるか、管理費や修繕積立金の額が妥当か、修繕積立金が計画どおりに集まっているかも確認しましょう。最後に、植栽がきちんと手入れされているか、気になるニオイがないかもチェックします。

チェックポイント!室内編

室内に入ったら、まず内装の雰囲気やデザインが好みかどうかを確認します。周囲に眺めを遮る建物がないか、気になる嫌悪施設がないか、方角や階数に見合った日照を得られるか、異なる二方向から外気を取り込めるかを確認します。外から気になる騒音が入ってこないか、室内の防音性が十分かも重要なポイントです。

間取りや広さがイメージよりも狭く感じないか、部屋同士の動線がスムーズかを確認しましょう。トイレ・風呂・洗面所については、嫌なニオイがないか、十分な収納スペースがあるか、水栓が壊れていないか、水圧が十分か、リフォームでサイズや配置の変更が可能かどうかを確認します。

キッチンも同様に、嫌なニオイがないか、十分な収納スペースがあるか、水栓が壊れていないか、水圧が十分か、リフォームでサイズや配置の変更が可能か、給湯器の更新がいつ行われたか(寿命は12〜15年程度)を確認します。内装では、クロスのゆがみやひび割れがないか、壁や天井に水漏れの跡がないか、床にきしみやゆがみがないか、床の厚みがどれくらいあるか(二重床が望ましい)も確認します。

ドアや窓の開閉がスムーズに行えるか、玄関ドアの間口が十分かも重要です。収納スペースの広さや数が十分か、湿気がこもりやすいつくりになっていないかも確認します。バルコニーについては、十分な広さがあるか、手すりの高さが十分か、室外機を設置できるスペースがあるかを確認しましょう。その他、エアコンの配置が効果的か、コンセントの位置や個数が確認できているかも重要なポイントです。

チェックポイント!周辺環境編

周辺環境も確認すべき重要なポイントです。駅からのルートに危険な道路や交差点がないか、街灯や人通りが少ない場所がないか、道路の混み具合はどうかを確認します。商業施設や金融機関、公共機関へのアクセスが良いか、公園や緑豊かな環境があるか、持病の治療ができる病院が近くにあるかも確認しましょう。さらに、再開発などの予定があるかどうかも調べておきます。

内覧時に意識しておきたい注意点

内覧は基本的に一度きりの機会なので、忘れないように、許可を取って写真や動画で記録を残しておくことが重要です。これにより、後から気になるポイントを確認でき、他の物件と比較する際にも役立ちます。内覧で疑問点があれば、売主や仲介会社の担当者にその場で質問し、できるだけ早く解決しましょう。特にリフォームを考えている場合は、希望の施工が可能かどうかも確認しておく必要があります。

中古マンションでは、売主が居住中の状態で売りに出されることも多いため、内覧時の印象は契約に大きな影響を与えます。誠実な応対を心がけ、収納スペースなどの扉を勝手に開けない、長居をせず1時間以内で済ませる、その場での価格交渉は避けるなどのマナーを守りましょう。価格交渉や条件のすり合わせは、まず仲介会社の担当者に相談し、適切な方法で進めることが望ましいです。

まとめ

内覧前に質問事項をまとめておき、外観や建物、共用部分、管理の状態など、室内以外でも確認すべきポイントが多くあります。室内については、リフォームを検討しているかどうかによって確認する観点が異なるため注意が必要です。また、コンセントの位置などの細かなポイントも忘れずにチェックしましょう。内覧を含めた各種手続きを丁寧にサポートしてくれる信頼できる仲介会社を見つけることが大切です。

睦備建設 編集部
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