マンションの修繕積立金の相場とは?築年数や規模による違いと将来の値上がりについて解説! マンションを購入するときに気になるのが「修繕積立金」です。金額の相場はどれくらいなのでしょうか?マンションの規模や築年数によって異なる修繕積立金の詳しい説明と、将来的な値上がりの理由についても解説します。
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修繕積立金とは何に使われるお金?誰に払うの?
修繕積立金とは?
分譲マンションを購入すると、住宅ローンの返済に加え、管理費や修繕積立金、固定資産税・都市計画税、駐車場代など様々な費用が発生します。今回は、毎月支払う「修繕積立金」に焦点を当て、その役割と使い道を解説します。
修繕積立金の使い道は?
マンションも一戸建て同様、経年劣化によって建物や設備が古くなります。そのため、定期的なメンテナンスや修繕が必要です。専有部分の維持費は各住戸の所有者が負担しますが、建物本体や共用部分の修繕費用は、全所有者で分担します。これらの費用をカバーするために毎月少しずつ積み立てるのが修繕積立金です。
修繕積立金の用途
- 大規模修繕工事:10〜13年ごとに行われる外壁補修や屋上防水処理など。
- 設備の交換・修繕:エレベーターやオートロック、共用廊下の修繕。
- 災害復旧:台風や地震などによる被害の修繕。
修繕積立金の支払い方法
修繕積立金は、区分所有者が毎月管理組合に支払い、管理組合が積み立てます。所有者が賃貸している場合でも、修繕積立金を支払うのは所有者自身です。
徴収方法
- 段階増額積立方式:築年数が経つにつれて修繕積立金が段階的に増える方式。
- 均等積立方式:将来的な修繕費用を見越して、毎月均等に積み立てる方式。
修繕積立金の相場はいくらくらい?
物件や住戸の専有面積によって異なる
修繕積立金は、マンションの規模や専有面積によって異なります。エレベーターやラウンジなど共用設備が充実しているマンションでは、修繕積立金が高くなる傾向があります。
小規模マンションの修繕積立金は高い?
総戸数が少ない小規模マンションでは、1住戸当たりの修繕積立金が高くなる傾向があります。大規模マンションに比べ、スケールメリットが働かないためです。
中古マンションの修繕積立金が高い理由
古いマンションの修繕積立金
修繕積立金は新築マンションでは低めに設定され、築年数が経つにつれて値上がりします。築年数の古いマンションでは、新築当時から段階的に引き上げられた修繕積立金が高額になる傾向があります。
修繕積立金の確認方法
中古マンションを購入する際には、修繕積立金がどれくらい貯まっているかを確認することが重要です。管理組合の議案書や議事録を不動産仲介会社に取り寄せてもらい、積立金の状況や滞納の有無をチェックしましょう。
まとめ
マンションの維持には修繕積立金が欠かせません。購入を検討している物件の修繕積立金額や、将来的な値上がりの見込みを確認し、計画的に備えておくことが大切です。